エステで女を磨く

好きな人がいます。
通っているパソコンスクールで隣の席に座る彼は、6つ年下だけれど頼りになる存在で、何度か授業の後にカフェでおしゃべりをしたり、気軽にメールできるほどの仲なのですが、自分の想いを伝えられずにいます。

なぜなら彼には、一緒に住む大切な彼女がいるからです。
私は、彼と出会った時から彼女の存在を聞いていました。
なのに、彼と会うたびに、優しい笑顔とその居心地の良さに惹かれてしまい、どんどん好きになってしまいました。

ある時、彼が「今日、授業の後お茶しに行こう?」と誘ってくれたので、行きつけのカフェに行きました。
話が盛り上がってしまい、気づくとかなり時間が経っていて、私が「早く帰らないと、彼女待ってるんでしょ?」と言うと、「君といると楽しくて、もっと一緒に居たいって思っちゃうんだ。
ダメだよね」と言われたのです。

私は返事に困ってしまい、「嬉しいけど」と言うのが精一杯でした。

カフェを出て、「じゃあ、また来週」と言いかけた途端に抱きしめられ、すっかり固まってしまった私に彼は「自分でも、どうしたらいいのかわからないんだ。
彼女も大事だけど、君も好き。
でも、こんなのダメなのはわかってるんだ」と言ったのです。

私は、「そんなの二人とも傷つくだけだよ。
どちらも大事だと思うなら、彼女にも話して一人になって考えて」と言いました。

彼のことが好きだから、彼女がいても構わないからと心では思っていたものの、いざ天秤にかけられると、自分だけを選んで欲しいと思ったのです。
彼からどんな答えが来るのか、毎日ドキドキしています。

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