当選確実

選挙の投票が行われた日の夜、テレビでは選挙特番が目白押し。
そこで、不思議に思う人もいるかもしれない。
開票率は低いのに、「当選確実」。
どうしてなのだろう。
それは、世論調査や出口調査などの情報をもとに、テレビ局の担当者の判断で「当選確実」が出されているからだ。

事前調査で確実と思われる情報がそろえば、開票率0%での「当選確実」もあり得る。
判断の要素としては、「投票日1週間ほど前の世論調査」「選挙当日の出口調査」「開票所の得票集の集計結果」「これまでの実績」「地元の雰囲気」などが挙げられ、これらの情報がコンピュータによって集計される。
どの時点で「当選確実」とするのかが、テレビ局担当者の腕の見せ所であり、各局の勝負どころなのである。
つまりは「当選確実」ゴッコとも言えるのであるが、これが意外なほどの的中率であるので、ある程度の信頼性はあると考えて良いのかもしれない。
事実、間違った「当選確実」を報道してしまうと、テレビ局自体の信頼性が損なわれるために、確実な仕組みを構築しておく必要があると思われる。
出口調査に出くわしたことは無いが、若い女性記者が、投票を終えた人らしき人物にアンケートしている。
恐らく、この収集データも活かされるのだろう。
朝の早い段階でしか居なかったのは、なるべく早い段階で判断せざるを得ないためと想像する。
投票数の集計力もすごいですよね。

大人のタブー

短大生に、社会人になってから話さない方が良い「タブーの会話」について話した。
政治、宗教、新聞については公にする会話ではないと言ったが、あまり理解できていないようだ。
彼女たちはまだ投票権がないからか、政治にはとんと興味がないようだ。

今何の選挙があっているのか、よく分かっていないというのが毎回の選挙の過ごし方だったという。
幼いころに選挙ポスターが掲示されているのを見て、母親に「どのおじちゃんに投票するの〜?」と聞いたことがある。

人気投票のようなものだと思っていたので、素朴な疑問だったのだが、「大きな声でそんなこと人に聞かないの!」と注意された。
それから10年ほどして、その意味がようやく分かった。

宗教についても、ついつい批判したり、賞賛しすぎたりする会話は良くないと教えたが、こちらもピンと来ていなかった。
「神社に初詣行った、とか言っちゃダメなんですか?」と学生から質問を受けてしまったほどだ。
それから一番理解していなかったのは「新聞」についてだ。

どこの新聞を取っているのか、大人は尋ねない。
新聞には宗教観や政治観が強く出る。
購読新聞を聞いただけで、支持政党やその人の思想が分かってしまうから、聞いてはいけないと教えた。

社会人になってすぐの内は、私もよく分からなかった。
しかし、年齢を重ねるにつれて、それがどういうことなのか理解できるようになる。
こういったことを就職面接で聞かれることも良くないことだ。
そんなことがあれば就職課に一声報告しておく方が良い。
なんともデリケートで微妙な問題である。

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